高見知英が学生NPO法人ふらいおんのポッドキャストにゲスト出演しました

9月10日(金)、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.理事の高見知英が、学生NPO法人ふらいおんが配信するポッドキャスト番組、教育系ニュースの宅急便!「教育系大学生のつぶやきトーーク!」にゲストとして出演しました。

このポッドキャストは、教育学部を専攻し、NPO法人ふらいおんという団体を運営する学生たちが、教育に関する情報や現場の声、教育の場にある問題などを話題として扱う番組。

2020年11月から配信をはじめ、毎回10分~25分程度、週一回程度の間隔で放送されています。

最近は、同じく教育など、子どもを対象とした活動を行なうNPOなどの団体との対談回も配信しています。

今回のテーマ

今回のテーマは、「子どもにゲームは悪なのか?!?!」子どもが生活する中で、何かと敵対視されがちなゲームという媒体。

ゲームは果たして、子どもが生活をする中で邪魔な存在なのか、というテーマでお話をしました。

私高見は、ゲームを否定することではなく、ほどよい距離感をとれるようになるためにも、積極的に関わったほうがよい と考えています。

その理由は幾つかあります。

  • ゲームとのほどよい距離感を早めに体得するため
  • コンピューター空間のルールや思考の切替えのコツを把握するため

ゲームとのほどよい距離感

今の世代を生きる子どもが、生涯で一度もゲームに触れることなく過ごす ということは、非常に難しい。たとえ子どものうちにゲームと触れることがなくても、大人になって、高齢になって、どこかのタイミングで非常に高確率でゲームと触れることになる。

とくに最近のゲームは、没入感も強い。自分とゲームとの距離感を把握できていないと、生活のバランスを崩してしまうことにもつながります。

生活のバランスを崩してしまったときに受けるダメージは、物理的な怪我と同様、大人になってからの方が大きい。だからこそ、そのダメージが少ない子どものうちに、ゲームと関わり、自分なりの距離感を体得して欲しい というのが、その理由の一つです。

生活バランス・金銭感覚のトラブル

以前まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.に以前寄せられた質問で、ソーシャルゲームの課金についての相談がありました。

それは、旦那様がソーシャルゲームに月収を全部つぎ込んでしまい、家族で問題になってしまった というもの。

大人になって、自分の自由にできるお金が増えれば増えるほど、ゲームに課金できる額も増えていく。

そこでバランスを崩すと、今回のようにゲームに月収をつぎ込んでしまい、家族会議になるなどの問題も起こりえます。

時間のバランスを崩せば、本業に支障が発生し、会社を辞める羽目になったり、家庭が崩壊するといった問題も起こりえる。

しかし、このような問題も、子どものうちであれば、まだ成績の低下などの一時的な問題で済む。

子どものうちにバランスを崩して、崩したときにどうなるか、バランスを崩さないようにするにはどうするかを体得して欲しい というのが、理由の一つ。

コンピューター空間のルールや思考の切替えのコツを把握する

また、以前Twitterで、このような話題があがっていました。

今のパソコンやスマートフォンの画面構成は、非常に複雑です。

画面に映っているものを、キーボードやマウスという直接画面と繋がっていない機器を使って触るということ。画面の重なり合い。インターネットを使った検索のしかた。

画面構成が、ゲームに由来するものである場合も、少なくない。

ゲームそのものではないけど、ゲームを遊ぶ過程で学べるものは少なくない。もちろんゲームを経ずに、それらについて体系的に理解ができる という人は少なからずいる。

しかし、これらパソコンやスマートフォンを操作する際に必要な最低限の感覚を、ゲームを経て体得する人は、決して少なくないと、私高見は考えています。

だからこそ、これらパソコンやスマートフォン、インターネット上の様々なものを操作する際に必要な感覚を得るため というのが二つ目の理由。

ちょうど良い距離感を会得する

ゲームにはまって他をおろそかにするのは良くない。かといって、触れなさすぎるのも良くない。

だからこそ、自分にとってちょうど良い距離感を保つこと。それが一番大事だと、私高見は考えます。

「良い先輩」の存在

もちろんそのためには、子ども一人だけでは難しいかもしれません。

親や、友だちなど、身の回りの人が、ゲームの良い先輩になっている必要があるのではないかとも思います。

私高見の場合は、それが親だった。外出してのゲームがしづらく、どうしても親以外の大人と関わる機会の少なくなりやすい昨今、親がその良い先輩として、ゲームに触れる というのもよいかもしれません。

それは、ゲームをする時間やゲームの購入方法など、ゲームとの関わり方を提案する という意味でも、ゲームプレイの目標となるスタイルを示すためにも、親子ともども良い関係を作るのに役立つのではないかと思います。

NPO法人ふらいおん

NPO法人ふらいおんは、このポッドキャストのほか、大阪寺田町にて小学生無料学習塾を開校しています。

また、現在はさらなる事業拡大のため、クラウドファンディングも実施中。9月26日(日)までの開催となっています。

なお、同時にまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.が実施するポッドキャスト番組、SBCast.でも学生NPO法人ふらいおんの活動を紹介することになりました。こちらについては9月24日(金)配信予定ですので、お楽しみに。