あなたの「得意なこと」、誰かの役に立てませんか? 「プロボノ」という多様化した社会への貢献のカタチ

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「社会貢献に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない」、「自分のスキルを活かして、もっと社会の役に立ちたい!」そんな思いを持っていても、忙しい日々の中で、ボランティア活動にまとまった時間を割くのは難しいと感じるかもしれません。

しかし、もしあなたの持つ専門知識やスキルが、実は社会の大きな課題を解決する力になるとしたら?しかも、それを無理なく、自分のペースで実践できるとしたら、どうでしょう。そんなあなたのスキルを活かして、困っている団体を助ける活動。それが「プロボノ」です。

プロボノって何?「得意」を「社会の力」へ

一致団結イメージ
自分のスキルを社会に還元

「プロボノ」という言葉、初めて聞いた方もいるかもしれません。

プロボノは、ラテン語の「Pro Bono Publico(プロ・ボノ・パブリコ)」を略した言葉で、「公共善のために」という意味を持ちます。簡単に言えば、「あなたが普段の仕事や生活で培った専門的なスキルや経験を使って、社会のために無償で手助けをする活動」のことです。

「専門的なスキル」といっても、必ずしも特別な資格が必要というわけではありません。例えば、こんな「得意なこと」がプロボノで活躍しています。

  • 資料作成が得意な方:NPOの活動報告書やプレゼン資料の作成を手伝う。
  • SNSの運用に詳しい方:社会貢献団体のSNS発信をサポートし、活動を広める。
  • IT知識がある方:地域のボランティア団体のウェブサイト作成や、オンラインツールの使い方を教える。
  • デザインができる方:イベントのチラシやポスターを制作し、魅力を伝える。
  • 経理や法務の知識がある方:団体の会計処理のアドバイスや、契約書の確認を行う。
  • 企画やマネジメントが得意な方:NPOの新しいプロジェクト立ち上げをサポートしたり、運営改善に協力したりする。

このように、普段の仕事で身につけたスキルや、趣味で学んだ知識など、本当にさまざまな「得意なこと」がプロボノとして社会の役に立っています。

プロボノとボランティアの違いは?

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ボランティアは誰でもできること

プロボノとボランティアとの、大きな違いは「専門性」を活かすかどうか?という点です。

ボランティアはゴミ拾いやイベントの手伝い、お年寄りとの話し相手など、「誰でもできること」を通じて社会に貢献する活動が多いです。特別なスキルは必要なく、気軽に参加しやすいのが特徴です。

それに対してプロボノは、特定の「専門スキル」(例えば、広報、IT、法律、デザインなど)を提供することで、NPOや地域団体が抱える具体的な問題を解決し、組織そのものの力を強くするお手伝いをします。

なぜ今、「プロボノ」が注目されているのか

プロボノイメージ
プロボノイメージ(AI生成)

現在、プロボノが注目されるのには、大きく分けて3つの理由があります。

1.社会の「困りごと」が複雑になっている

NPO(特定非営利活動法人)や地域のボランティア団体は、高齢者支援、子育て支援、環境保護、まちづくりなど、様々な社会の課題に取り組んでいます。しかし、これらの団体は、一般的に「お金」や「人手」が限られています。
また、現代の社会の課題はどんどん複雑になってきています。

例として、

  • 活動を広めるためにSNSやウェブサイトを効果的に使いたい
  • 助成金申請のために専門的な資料を準備したい
  • 組織運営をもっとしっかりさせるために法律や会計の専門家のアドバイスがほしい

といった、専門的な知識やスキルが必要な「困りごと」が増えているのです。しかし、これらを外部に頼むと多額の費用がかかってしまいます。そこで、プロボノとして専門スキルを持った人が無償で手伝うことで、これらの課題が解決できるため、プロボノへの期待が高まっているのです。

2.自分の能力をもっと「意味あること」に使いたい人が増えているから

現代社会では、多くの人が「単にお金を稼ぐだけじゃない、もっと人生を豊かにしたい」「自分の力を社会の役に立てたい」と考えるようになってきました。

一方で、仕事や子育てで忙しく、昔ながらの「毎週決まった場所に行くボランティア」に参加するのは難しいと感じる人も多いのが現実です。

プロボノは、自分のスキルを活かせるだけでなく、プロジェクトごとに期間が決まっていたり、リモート(遠隔)で参加できたりと、比較的柔軟なカタチで参加できることが多いです。だから、「無理なく、自分らしく社会貢献したい」という現代のニーズにぴったり合っているため、注目を集めていると言えるでしょう。

3.「自分自身を成長させる」機会になるから

プロボノは、支援される団体側だけでなく、支援する自身にとっても、たくさん良いことがあります。

  • スキルアップ:普段の仕事では経験できないような新しい課題に挑戦したり、異なる分野の知識に触れることで、自分のスキルをさらに磨き、視野を広げることができます。
  • 人脈が広がる:普段の仕事では出会わないような、様々な分野のプロフェッショナルや、社会貢献に熱心なNPOの方々と出会い、新しいつながりが生まれます。
  • やりがいを感じる:自分のスキルが誰かの役に立ち、社会が良くなるのを実感できることで、大きな充実感や達成感を得られます。これは、お金では買えない「心の報酬」とも言えます。
  • キャリアの可能性が広がる:プロボノで得た経験や実績は、将来のキャリアチェンジや、新しい働き方を見つけるきっかけになることもあります。

このように、プロボノは単なるボランティア活動というだけでなく、現代社会のニーズに応えながら、私たち自身の成長や、新しい働き方・生き方を考える上でも、非常に重要な役割を担うようになりました。

SBC.のエージェント制度とは?

企画会議~ミーティング
SBC.ではプロボノをエージェント

SBC.ではこのようなプロボノをエージェントと称して、登録してもらっています。

普段当然のように会社や組織の利益確保のために発揮しているスキルを、公益な課題解決にも活用し役に立ててもらうという考えがエージェント(代理人)という発想の元になっています。

また専門的なスキルや経験が無くても活動ができる可能性もあります。あなたが特別だと思っていないことでも、それを求める人へ還元する仕組みがエージェントです。例えばスマホやSNSなど、多くの若者はさも当然のように使いこなしていますが、それが特別だとは思っていないでしょう。しかし、これをうまく使えないお年寄りに教えるというようなエージェント活動が成立するというわけです。

知っている人から知らない人へ、できる人からできない人へ

多様性が重視される時代が到来しつつある今こそ、プロボノを通じて、自分だからできること、自分がやりたいような形で自由にやれることなど、さまざまな社会での生き方に挑戦するいい機会ではないでしょうか。

「こんなこと誰でもできるだろう?」、「こんなのみんな知っているだろう?」と思っていることが、出来ない人、知らない人へ還元され、役に立っているという感覚は実際にやってみると非常に、自分にとっても刺激になり、モチベーションも上がります。

「それを必要としている人が少なからずいる」

エージェントこそが、現在の複雑・多様化した地域課題の対策として、フレキシブルに対応する方法だと考えています。
ぜひエージェント登録をご検討ください。

下記ページでSBC.に登録されているエージェントの方々の声を紹介しているYouTubeへのリンクをご覧いただけます。

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