スマートフォンを使った親子写真教室にて講師を務めました

緑区親子スマホ教室

2026年2月1日、緑区市民活動支援センター「みどりーむ」にて、「おやこスマホ写真教室~写真がもっと上手くなる!思い出に残る写真を撮ろう~」が、緑区地域振興課の主催で開催されました。

当日は、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY. の山口理事長が講師を務め、親子でスマートフォンを使った写真撮影を学びました。撮影の実践を通して親子のコミュニケーションを深めるとともに、身近な緑区の魅力をあらためて見つめ直すことを目的とした講座です。

当日のコンテンツを示すスライド

写真は「光が描く絵」― スマホでも本格的に

前半の講義では、スマートフォンで写真を撮るうえで欠かせない基本的な考え方が、専門的でありながらもわかりやすく紹介されました。

まず最初に伝えられたのは、「写真は光が描く絵」という言葉です。人の目は最高性能のレンズを持ち、端の歪みを無意識に補正しながら世界を見ていますが、カメラはそうではありません。そのため、写真で「見たまま」を表現するのは非常に難しいのです。

最近のスマホは複数レンズが付いている場合があり、広角・標準・望遠の写り方や画角の違いをはじめ、画素数とデータ容量の関係、ズームの仕組み、HDR機能の役割などについても解説がありました。

難しい理論や用語を覚えるというよりも、「ちょっと知っているだけで写真が変わる」ことを実感でき、すぐに実践してみたくなるようなコンテンツをピックアップしました。

構図とアングルで写真は見違えるように!

アングルの実例

講義の中で繰り返し強調されていたのが、カメラの「グリッド表示」を活用した構図づくりです。

画面を分割する線の交点を意識するだけで、写真の構図が安定します。被写体を中央に配置する場合も、あえて少し外す場合も、「意図」があれば正解になるという考え方です。良い写真に正解は無いですが、良い写真にするための手法や技法や考え方はあります。

また、アングルを変えることの大切さについても紹介されました。
いつも同じ目線で撮るのではなく、しゃがんだり、下から見上げたり、時には思い切って床に近い位置から撮ってみる。被写体の目線に合わせるだけで、写真の印象は大きく変わります。

「近づいて撮ることで、臨場感や緊張感が伝わる」というアドバイスは、参加者の撮影意識を高めるきっかけになったのではないでしょうか?

撮って、見て、気づく ― 実践と講評の時間

撮影ワークの様子

休憩時間を活用した撮影実践では、会場のあちこちで、親子が相談しながらシャッターを切る姿が見られました。
ぬいぐるみや小物、緑区のキャラクター「ミドリン」を被写体に、光の向きや背景を意識しながら撮影する様子からは、写真を楽しみながら学んでいる様子がうかがえました。

後半の講評では、提出された写真がスクリーンに映し出され、一枚一枚にコメントが添えられました。

背景を整理することで被写体がより引き立つことや、足元まで写し込むことで写真の完成度が高まること、また、わずかなブレがかえって動きや空気感を伝えることなど、写真を見る視点が広がるようなポイントを紹介しました。

失敗だと思っていた写真も、見方を変えることで「魅力」に変わる。そんな気づきが、会場全体で共有される時間になったと思います。

スライドの画像

「今だけ・ここだけ・自分だけ」を残すために

講座を通して、特に印象に残った言葉が「今だけ・ここだけ・自分だけ」でした。
同じ場所に立っていても、同じ時間や同じ光景は二度と訪れません。その一瞬を自分の視点で切り取ることにこそ、写真の価値が生まれるのだというメッセージが、参加者の心に残ったのではないでしょうか。

講座の最後には、緑区内の市民の森や川、田んぼの風景、緑区遺産や長津田十景など、身近な撮影スポットも紹介されました。特別な場所に出かけなくても、日常の中には魅力的な被写体が数多くあります。

スマートフォン一台あれば、いつでも写真は撮れます。被写体に少しだけ目を向け、視点を変えてみる。その積み重ねが、親子にとってかけがえのない思い出として残っていくのではないでしょうか。

この講座が、親子で写真を撮る楽しさを感じるとともに、緑区の魅力をあらためて見つめ直すきっかけになっていれば幸いです。

なお、この講座に参加した方々の写真は、緑図書館の中廊下で展示(3月17日~23日)され、緑区ホームページでも公開される予定です。

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY. では、地域活動の活性化に向けたさまざまな支援に取り組んでいます。
ご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。