大阪・関西万博(七月の陣・八月の陣・最終日の本丸決戦)戦果報告!2027年に備えよ!|シン・facelook Part.23開催レポート

イベントの様子

2025年10月17日、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.(以下SBC.)は、横浜市中区にある「さくらWORKS<関内>」のフリーラウンジにて、「シン・facelook Part.23」を開催しました。

今回は、2025年大阪・関西万博において、「七月の陣」(4日間)、「八月の陣」(2日間)、そして「最終日の本丸決戦」(1日)の、合計7日間にわたる3回の大阪遠征に挑んだSBC.副理事長・志田健一が、万博での“戦果”を写真やエピソードとともに熱く報告しました。

また、この報告会を通して、2027年に横浜市瀬谷区で開催されるGREEN EXPOに向け、私たちはどのように関わり、何ができるのか――といった議論や作戦の立案も行われました。

夜明け前の出発!最終日入場をかけたチーム戦

雄弁に語る志田氏
戦いは夜明け前から始まっている

当初の予定では、夏パスを利用して7月と8月のみの参加を予定していたそうですが、最終日にも訪れることができるようになったとのことです。

まずは、この最終日の入場の様子を「最終日の本丸決戦」と題して、熱く語ってくれました。最終日に西ゲートから9時の入場を目指すチームを結成し、深夜から個人タクシーを駆使した“チーム戦”で会場を目指したそうです。

午前1時半頃から行動を開始し、大阪府警による交通規制網の中、いかに他の人たちより早く通過するかという情報戦を繰り広げながら、無事、午前8時半頃に西ゲートへ到達したとのことです。

各国パビリオンを巡る――7日間で60の出会い

パビリオンの説明
各パビリオン紹介

続いて、訪れた各国パビリオンの紹介が行われました。
それぞれの概要や、日本からその国までの距離、そして感想が、写真を背景にした簡潔なスライドでまとめられていました。

予約なしで入場でき、テレビ番組で取り上げられたことから話題を集めていたインドネシア館は、大変な盛り上がりを見せていたそうです。
また、国宝級の美術品が週替わりで展示されていたこともあり、2回訪れたというイタリア館。
そして、万博内で「一番美味しかった」と語ったのは、チェコ館で味わったチェコビールでした。館内には現代アートの展示や、石破首相が描いたイラストもあったそうです。

他にも、未来技術の展示、花火やドローンショー、スタンプラリー、各国の多彩なグルメ体験など、話題は尽きません。
最終日には大屋根リングを一周するなど、合計7日間で約60件ものパビリオンや展示を巡ることができたとのことです。

GREEN EXPOにむけて横浜が直面する課題

万博グッズ
マスコットを持参してきた参加者も

後半では、この大阪・関西万博での経験報告をもとに、2027年に横浜市瀬谷区で開催される「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」に向けて、私たちは何ができるのか、どのように関わるべきか、そして現状の課題について議論が交わされました。

まず挙げられたのは、開催そのものに対する認知度と関心度の低さです。
開催を知っている人でも場所までは把握していなかったり、地元住民の間でも関心が薄い現状があり、危機感の共有が十分にできていないのではないかという懸念が示されました。

さらに、最も深刻な課題として取り上げられたのが交通インフラと宿泊環境の不足です。
最寄りとなる横浜線・相鉄線周辺の交通網は脆弱であり、来場者が集中した場合にはキャパシティ不足による大混雑が避けられないだろうという意見が出ました。
また、会場周辺には宿泊施設がほとんどなく、大阪万博のように民泊特区を設けたとしても、需要をまかないきれない可能性が高いと指摘されました。

大阪万博の教訓を踏まえて何ができるか

課題解決に向けた提案としては、団地の空き家を民泊として活用できるのではないかという意見が上がりました。
また、アクセス改善策として、鉄道駅だけでなく会場までのシャトルバスを運行できればという声も出ました。
さらに、環境面への配慮から、自転車専用道路の新設や活用を検討してはどうかという意見も挙げられました。

一方で、SBC.として何ができるのかを考えた際には、大阪万博での教訓を踏まえた提案も出されました。
スマートフォンの操作に不慣れな層を対象に、パビリオンなどの予約を代行するサポートサービスを提供してはどうかというものです。
また、公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」にちなんで、トゥクトゥクを走らせてみたら面白そうといったユニークなアイデアも出されました。

花博開催まで、残すところ1年余りとなりました。
市民の力でどんなことができるのか――私たち一人ひとりが関心を深め、行動を起こしていくことが求められています。

「シン・facelook」は2ヶ月おきに主に横浜関内近辺で開催予定です。ご興味を持たれた方は今後のイベント情報をお待ちの上で、ぜひご参加ください。

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