2025年9月21日、横浜市役所1階アトリウムにて、「自治会町内会デジタルツール展示・相談会」が開催されました。
本イベントは、横浜市が推進する「自治会町内会DX応援事業」の一環として実施され、自治会・町内会の役員に向けて、回覧板や会費集金などの業務に活用できるデジタルツールの導入を促進することを目的としています。会場には十数社の企業・団体がブースを構え、多様なサービスや活用事例が紹介されました。
私たち、まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.(以下SBC.)は、地域に根ざしたDX支援を行う事業者の一員として参加し、デジタルツール導入サポートサービスを出展しました。
デジタルは地域をつなぐ新しい架け橋

ステージでは最初に、「つながりを深めるデジタル活用」と題し、自治会・町内会DXの概要が説明されました。
担い手不足の問題、役員の業務負担、キャッシュレス化への対応、そして若い世代の参加促進など、自治会が直面している課題に対して、デジタルを導入することで持続的な活動につなげられるという趣旨が示されました。
特に興味深かったのは、PayPayやLINEといった誰もが日常的に使っているアプリを取り入れることで、若い世代の参加が進んだ事例です。身近なツールを活用することの効果を改めて実感させられる内容でした。
自治会に合った“ちょうどいい”を探す

これに続いて、出展企業が順に自社サービスを紹介しました。
- 自治会ホームページの作成や運用を代行し、情報発信の場を提供するサービス
- デジタル回覧板、キャッシュレス集金、グループメッセージ、災害時の安否確認などを実現するサービス
- 受信端末を活用し、音声でお知らせを届けるサービス
- ツール導入に向けた検討支援や、設定・準備をサポートするサービス
など、多様なサービスが次々と紹介されました。
一つ導入するだけで幅広い機能を活用できることを強みとする企業もあれば、機能をあえて絞り込み、分かりやすさを重視する企業もあり、自治会にとってどのサービスを選ぶか多様な選択肢が提示されていました。
すべての事業者の紹介が終わると、参加者がブースで個別に質問や相談を行える相談会に移りました。
地域と一緒に歩むDXサポート

SBC.は「自治会・町内会DX伴走サポート」として、自治会・町内会に直接出向き、支援内容について協議できる点や、NPOならではの中立的な視点で、どのサービスが自治会に適しているかを公平に判断できる点をアピールポイントとして出展しました。
相談対応を行う中で、地域を支える方々の真剣な表情や熱意を間近に感じることができました。地域社会をより良くしたいという思いは、企業・行政・市民といった立場を超えて共有されていることを実感しました。
SBC.では今後も、地域の皆さまとともに新しい可能性を考え、持続可能な地域活動を支えていきます。自治会・町内会へのICT利活用やDX推進をサポートしていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。