地域子育て支援拠点主催によるSNS活用講座をオンラインで開催しました

案内チラシ

2026年2月6日、よこはま地域子育て支援拠点ネットワーク主催によるSNSオンライン学習会「ペーパーレスにもつながる 拠点・ひろばからの情報発信 SNSとの向き合い方」を開催しました。

本講座では、まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の山口理事長が講師を務め、Zoomを活用したオンライン形式で実施。市内18区の子育て支援拠点関係者が参加し、SNS活用の基礎からセキュリティ対策、さらに生成AIの活用まで、幅広い内容を学びました。

子育て支援の現場では、イベント情報や日々の様子をいかに届けるかが重要な課題です。紙のおたよりに加え、InstagramやLINEなどのデジタルツールをどう活用していくのか? 今回の学習会は、その実践的なヒントを共有する場となりました。

人が見たくなる情報とは——SNS発信の基本姿勢

オンラインの様子

資料投影画面

講義は、SNSの本質を確認するところから始まりました。

「自分たちの投稿は、楽しいか、面白いか。それとも、ためになるか。」

この二つを意識することが、情報発信の出発点だと語られました。SNSは、人と人がゆるやかにつながる相互コミュニケーションの場です。広く浅く情報を届け、そこから少しずつ信頼関係を築いていく。その積み重ねがエンゲージメントにつながります。

InstagramとLINEによる発信と伝達

オンラインの様子

講座の画面

続いて、主要SNSの特徴と活用方法について具体的な説明がありました。中でも、子育て世代との親和性が高いInstagramは、拠点の雰囲気を視覚的に「広く知ってもらう」手段として有効です。

投稿・ストーリーズ・リールの使い分けや、プロフィール画面の「ハイライト」の整理。施設紹介動画や最寄り駅からのアクセス動画の発信、周辺情報の紹介など、すぐに実践できる工夫が多数紹介されました。投稿時間帯は朝・昼休み・夜を意識することもポイントです。また、子どもの顔がはっきり写る投稿はインパクトがあることにも触れましたが、配慮が必要であることもあわせて強調されました。

投稿頻度についても、「量より質」。毎日更新しなければと気負うのではなく、週に1回でも無理なく続けることが大切だと共有しました。

一方で、「確実に届ける」手段として紹介されたのがLINEです。LINE公式アカウントは、一斉配信によって必要な情報を直接利用者へ届けられるツールであり、イベントの中止や時間変更など、即時性の高い連絡に特に力を発揮します。また、個別メッセージ機能を活用すれば、問い合わせ対応やフォローにもつながります。

ただし、無料配信には上限があるため、運用方法の整理が必要です。その選択肢の一つとして、参加者同士が交流できるLINEオープンチャットの活用も紹介されました。公式アカウントとオープンチャットは、目的に応じて使い分けることが大事であると説明しました。

安全に続けるための備え

オンラインの様子
実際の画面

後半では、肖像権やセキュリティへの配慮について開設がありました。

子どもの写真を掲載する際は、必ず保護者の同意を得ることが前提です。後ろ姿や引きの構図にする、スタンプで顔を隠すなどの具体的な工夫も紹介されました。職員の名札や車のナンバーが写り込まないよう注意することも重要です。

さらに、アカウントの乗っ取り対策として、強固なパスワード設定や二要素認証の導入を推奨します。

ポイントは、「問題が起きたときにどうするかを、あらかじめ決めておく」という視点です。削除するのか、訂正するのか、謝罪するのか。誰が判断し、どう対応するのかを整理しておくことで、いざという時も落ち着いて対応できます。

AI活用と質疑応答

最後に紹介されたのは、生成AIの活用です。チラシの文章作成や投稿アイデアの整理など、苦手な作業をサポートしてくれる「デジタルな相棒」としての可能性が語られました。大切なのは、むやみに怖がるのではなく、機微情報を入力しないといった基本的なルールを守りながら、正しく理解して活用することです。

質疑応答では、現場ならではの具体的な質問が数多く寄せられました。

更新していないSNSアカウントを残すべきかという問いに対しては、放置は乗っ取りリスクにつながるため、閉鎖するか、適切に管理できる体制を整えることが望ましいとの助言がありました。

オンラインの様子
実際のスマホの画面を投影

アクセス解析の活用については、プロフィールへのアクセス数やフォロワーの地域分布を月に一度確認するだけでも改善につながるとのことでした。

また、複数人で運用する場合に統一感を持たせるべきかという質問には、フォントやデザインのフォーマットをある程度そろえたほうが、見る側にとって安心感が生まれるとの回答がありました。

今回の学習会が、SNSによる情報発信を見直し、より効果的に活用していくための一助となれば幸いです。

まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.では、地域活動におけるICT利活用やDX推進の支援を数多く行っています。

ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。