2022年度は、横浜市内複数箇所で、40回以上のICT活用講座を実施してまいりました。泉区のケアプラザや、港北区の自治会では主にスマートフォンの使い方から、地域活動につながるICT活用講座を行いました。また、鶴見区、青葉区、都筑区においては商店会を中心に、デジタル活用講座も実施いたしました。
増えた講座のテーマ
講座のテーマは大きく分けて以下のようになりました。
- 自治会などのコミュニケーション手段としてLINEの活用
- オンライン会議・Zoomの活用
- SNSで団体や地域の情報発信
- YouTubeによる動画での情報発信
LINEは国内ユーザー9400万人(記事公開時点)を超えて、参加者の皆様のスマホにもほぼインストールされた状態でした。また、スキルも大分上がってきた様です。LINEは、もうワンランク上の便利な機能を知って、活用していく段階に入ったと思います。
Zoomも「ゲストとして参加したことはあるけど、ホストはやったことがない」という方が多く見受けられました。一度やると、Zoomならではの特徴もよく分かって活用しようという風になります。会議だけでなく、イベントやセミナーにも応用できるのはもちろん、今後は対面での会議やミーティングが増えていくと思いますが、会議の日に荒天候や要となる人が出張で出られない、といったケースでZoomは便利です。
SNSは認知度が上がり、やる人、やらない人、もちろん自由ですが、「こういうものか」という理解は進んだと思います。
意外と人気だったのがYouTube講座でした。
ただアップする方法だけでなく、便利な視聴方法や、動画を撮影する際の注意点や著作権についてにも触れました。他の自治体や団体が情報発信している様子を見て、刺激されてか「お祭りの様子をアップしたい」「防災情報に活用したい」など、具体的な動画の情報活用方法が始まりました。
商店街に至っては、Googleフォームや、Googleドライブ、LINE公式アカウントから、キャッシュレス決済まで。地域のICT活用から、さらに多岐にテーマはわたりました。
連続講座で継続サポートも
単発講座ではICTの利活用を始めるきっかけづくりにはなりますが、「すぐに忘れてしまう」や「やっているうちにたくさんの疑問点が出てきて行き詰まってしまう」といったデメリットもあります。
今回は2回、3回と連続でサポートする講座も多くなりました。同じ自治会に複数回訪れたり、最長で5回連続講座や、商店会も3回サポートしたところもありました。
連続サポートを機に使いこなせるようにステップアップしていたければと思います。
デジタルやICTは使い所を押さえれば非常に便利
「説明書がないんだよ…」という方には、常にアップデートされるのがアプリやWEBサービスなので、説明書が結果として役に立たない…ということを説明し、そういうものだという認識で基本的な使い方を身につけておくことで、適応していけると考えています。
ただ、少数にはなったものの、まだまだサポートが必要な方が居るのも事実です。
今からでも遅くありません。2023年度4月以降も、当団体ではICT活用講座をできる限り開催していきたいと思いますので、ご興味のある団体の方は、下記よりお問い合わせください。