音声という新しい情報発信の形

音声という新しい情報発信の形

先日配信をしたSBCast. #118では、科学を軸に様々な情報を発信するポッドキャスト番組、サイエントークのレンさんに活動の内容や想いを伺いました。

サイエントークは、科学の話題をエンタメっぽく語るポッドキャストというテーマで配信をされているポッドキャスト番組。 歴史上の人物やグラフ、時計や元素など、様々な事柄をより楽しく知ることができる、様々なトピックを発信しています。

このように様々な情報を音声によって配信するという試みは、近年非常に増えてきています。

動画やブログなどのように視聴者の視野を占有することなく、耳だけ空いていれば、いつでも情報を受け取ることができる、それがポッドキャストの大きな魅力です。

NPOの活動においても、 地域で行われているイベントや活動内容の紹介。活動の裏話や参加者の声の紹介。

今まで地域活動に関心がなかったという人々にも、通勤や家事の合間などのすきま時間にちょっと聞いてもらう。

そのための一つの手法として、ポッドキャストというものが活用できるのではないでしょうか?

多くの中心となる存在

以前SBC.オープンマイクでは、地域活動に必要になる存在として、多中心という概念を紹介しました。

SBC.オープンマイク #69(該当の内容は47:26〜)

中央集権的に1つの場所が情報発信をするのではなく、いろいろなところに中心があり、それぞれが情報発信をしている

中心となる存在が常に目立つというわけではなく、多くの中心があり、その周辺が明るく見える。そのような状態が、情報が溢れる今の社会において、必要なのではないでしょうか。

多くの人がそれぞれの中心となる環境において、ポッドキャストというのは有効な手段ではないかと私高見は思います。

動画よりも準備が少なく手軽で、文章よりも深く考えなくて済む

聞く側としても、動画よりも文章よりも構えずに、すきま時間を見つけて簡単に聞くことができる。既存の地域FMなどのように時間に縛られることもない。そのようなポッドキャストをもっと地域コミュニティでも活用してはどうでしょうか?

ながら聴きメディアとしてのポッドキャスト

私自身、現在非常に多くのポッドキャスト番組を日々聞いています。

新聞社が発信するニュースの裏話大学生コミュニティが発信する学生の暮らし地域コミュニティが発信する地域のイベントについて。ポッドキャストには様々な情報があります。

もちろんその全てをながら聴きだけで理解をするというのは困難です。

ただ同じような内容をいろんな方面から聞くことで、それでも少しずつ頭に溜まっていくものがある。それがポッドキャストなのではないかなと思っています。

いわば情報のシャワー。シャワーの水は全てが自分の体に降りかかるということは無いけれど、少しでも確実に自分の体に当たり、それが確実に実になる。

その中に地域活動というひとつの活動の形を。それにより、「世の中にそんな課題があるのだ」と知る人が増える。ポッドキャストにはそんな可能性があるのではないでしょうか。

気軽に始められるようになったポッドキャスト

先日SBCast.でも紹介したLISTENなどのサービスより、気軽に始められるようになったポッドキャスト。

今やポッドキャストは特別な機材もなく、パソコンやスマートフォンさえあればそれだけではじめることができます。そのようなポッドキャストで、飾らない形の情報発信。始めてみてはいかがでしょうか?

遠く離れた複数人で収録をしたい、BGMやジングルをつけたいなどの悩みがあれば。まずはSIDE BEACH CITY.にご相談ください。