港南台第三小学校わくわくチャレンジデーにて、Scratchプログラミングワークショップを開催

2月9日(土)、NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.は、横浜市港南区にある小学校、港南台第三小学校のイベント、わくわくチャレンジデーにて、Scratchを使ったプログラミングワークショップを開催しました。

これは、港南台第三小学校が開催している特別授業ので、パソコンの他、粘土細工やフラワーアレンジメントなど、普段の授業とは違う体験を選択して受講する というもの。

今回わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.は、小学校からの依頼で、小学四年生を対象としたプログラミング体験講座として、Scratchを使ってどんなことができるのか、プログラミングはどこがどう難しいのか という内容のワークショップを開催しました。

当日の流れ

参加者は、港南台第三小学校の小学4年生の子どもたち、合計28人(一時間で入れ替わり、14人ずつ)と、その保護者の皆さま。

当日は、学校備品のChromebookで、子どもたちにScratchを触って、プログラミングを体験していただきました。

内容は、Scratchメインキャラクターの猫が歩き回ったり、他のものにぶつかって止まる という内容のプログラム。

実際のプログラムについては、Scratchのサイトでも公開していますので、ご覧ください。

また、今回はプレゼンテーションの資料と、Scratchの画面を移動しながら、お話しを進めていきました。資料については以下に公開しておりますので、ご確認ください。

わくわくチャレンジデー資料 – Speaker Deck

参加者の反応

今回の講座では、事前に学内で参加者を募集していたそうですが、とても人気ですぐに定員が埋まってしまったとのこと。

参加者のみなさんもとても楽しそうにScratchを触っていたようで、今回のワークショップの印象もとても良かったようです。

また、保護者の皆さまも興味を持たれていたようで、なかには、手持ちのスマートフォンで、実際にScratchを体験していただいた方もいらっしゃったようです。

資料の中にもScratchの今後の使い方、その他のプログラミングについてのお話しも盛り込んでいたため、今後に繋がってくれれば と、思います。

見えてきた課題

子どもが気軽に、プログラミングに触れられる環境 というと、CoderDojoなどの場所があります。

CoderDojo Japan – 子どものためのプログラミング道場

CoderDojoは、無償で子どもたちがプログラミングに触れることができる場所として、日本各地で開催されている取り組みです。

しかし、今回の会場、港南台第三小学校の周辺には、CoderDojoのような場所が存在しない。

横浜市内最南端で、戸部、市を跨げば鎌倉があるくらいでしょうか。

しかし、小学生にとってこの距離はそこそこに遠い。もっと気軽にプログラミングに触れられる場所がそばにないものだろうか と思いました。

横浜にはこのような、プログラミングをはじめとしたITツールに触れられる場所が少ない。

このような状態で、どうやってプログラミングができる人が、プログラミングに理解のある地域ができるのでしょう。

情報技術を用いたまちづくりの課題解決を考える、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として、これは改善を検討していくべき課題である と、考えています。

今後に向けて

今回のようなプログラミングのワークショップは、子ども向け、大人向け問わず、今後も開催していければ良いと思っています。

「子どもの環境を作るのは大人」という考えのもと、わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として開催するのは基本的に大人向けの講座となりますが、それ以外も地域の方の依頼があれば積極的に、ワークショップを展開していきたいと思います。

また、今後はわたしたちとして、情報技術により触れやすい環境づくりも考えていきたいと思っています。

また展開できるような内容があれば、本サイトやまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のFacebookページに掲載していきたいと思います。どうぞご期待ください。

港南区町のアドバイザー制度について

今回会場となった港南台第三小学校は、横浜市港南区にある小学校です。

今回の講座は、港南台第三小学校より、横浜市港南区の区民センター、港南区民活動支援センターへの依頼があり、それをわたくしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.が受託した という形となっています。

港南区民活動支援センター|横浜市 港南区役所

この港南区だけでなく、横浜市には各区にひとつ以上の区民活動拠点があり、地域のワークショップ・イベント情報紹介の他、今回のように、地域の方々によるワークショップ・イベント開催の依頼も受け付けています。

もし、市内で活動していて、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.や他の団体との協力を行いたい・あるいは、自分もなんらかの形で地域に関わってみたいなどがあれば、是非お近くの区民センターを訪れてみてはいかがでしょうか。

なお、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.は現在、以下の区民センターに団体として登録しています。

  • 横浜市都筑区
  • 横浜市鶴見区
  • 横浜市栄区
  • 横浜市神奈川区
  • 横浜市緑区
  • 横浜市西区
  • 横浜市保土ケ谷区
  • 横浜市磯子区
  • 横浜市戸塚区
  • 横浜市泉区
  • 横浜市南区
  • 横浜市港南区

Scratch

Scratchは、主に子どもがはじめてプログラミングに触れ、その楽しさを体験することを目的として作られた、Webアプリおよび、Webサービスです。

Scratch – Imagine, Program, Share

ブロックを積み重ねて命令の流れを記述することで、キャンバス上に表示された猫のキャラクターを操作することができます。

そのほかにも、スプライトと呼ばれるキャラクターを変更したり、外部のサービスやパソコンの機能と連携したりすることで、様々な作品を作ることができます。

しかし、子ども向けとはいえ、そこで必要とされる知識は他の一般的なプログラミング環境と同様。このScratchで目的通りの操作が記述できないようでは、実際のプログラミングも非常に困難となるでしょう。

このため、わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.としては、子ども向けだけではなく、大人向けにも、Scratchを使ったプログラミングワークショップを開催しています。

直近の内容としては、3月16日(土)にScratchを使った大人向けのプログラミングワークショップを予定しております。是非こちらのご参加も検討ください。

SBCamp. プログラミングの仕組みを学ぶ大人Scratch講座