人と動物の共生を考える@横浜~意見交換会Vol.2

今までもペット防災やペットセラピーなどをテーマに各種勉強会や意見交換会を行ってきましたが、5/18(土)はオンラインにて【ブリーダーについて考える】というテーマで意見交換会を行いました。詳細は以下のリンクから御覧ください。

ゲストとして以下の経歴を持つ一般社団法人ペット生涯ガイドwanyanc.の理事、ルビー香織さんが参加してくれました。
┗2014年から2021年までバージニア州のバージニアビーチ在住
┗バージニアビーチ市の警察管轄のVirginia Beach Animal Care And Adoption Center にて3000時間近く、主に犬猫の世話、特に犬の散歩のボランティア経験者。
┗特に大型犬、人に懐かない子や、虐待されていた子と多く関わり、里親さん探しに尽力。
┗現在は先住犬や元盲導犬を含め、3匹のラブラドールを家族に迎えて、人と動物の共生に尽力

【ブリーダー】とは

  • 犬や猫がストレスなく子を生むという環境などをきちんと整える
  • 母犬猫から産まれた子犬子猫の【生体販売】を行う
  • 出産の役目が終わった後の母犬猫たちの生き方まできちんとフォローする
    (新しい里親を探すなど)

しかし、母犬猫に対し劣悪な環境で生むことだけ強要したり、もう産めないとなった際に用済みとばかりに捨ててしまったり、殺してしまったりという酷いブリーダーの存在もあります。

今回の意見交換会では生体販売反対派が多かったのですが、保護団体の里親に対する条件のハードルの高さ
(◯歳以上/単身NGなど)のため、里親希望者が生体販売に頼らざるを得ないというのもまた現実です。
また本来であればブリーダー業を行うためには第一種動物取扱業の登録が必要なのですが、これも行わずにブリーダー業を行う(闇ブリーダー)の存在もあります。

今後に向けて

このため今後、以下のような内容を横浜市で実施したいという結論になりました。

* 無許可や飼育制限を超えているだろうブリーダー情報を寄せてもらう窓口をもっと知ってもらったり
  ※現在の窓口は健康医療局生活衛生部生活衛生課:045-210-4947 動物愛護・水道グループ:045-210-8864
もっと手軽に通報できるシステムが必要

  • ブリーダーの飼育現場への動物愛護管理担当職員が立入検査について、現状では「必要に応じて」であり
    職員さんも忙しいことから、例えば横浜市の動物飼育適正委員がその任務を代行し、完全抜き打ちで立入検査を行う環境を作る


【主催】一般社団法人ペット生涯ガイドwanyanc.

【共催】NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY. / LOCAL GOOD YOKOHAMA / ペットセラピーkotowari

次回以降の勉強会や意見交換会は以下ページより情報をチェックしてください。