検索力を身につける

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昨今、インターネットにはさまざまな情報があふれています。

その中から目的の情報を見つけ出すために、GoogleやBingなどといった検索サービスが存在します。

しかしながらこれらのサービスを使う場合、検索のコツを身につけているかどうかや、検索する分野に関する知識があるかどうかが結果に大きくかかわってきます。

いわば検索力。検索力を身につけ、より効率よく正確に必要な情報を見つけ出していく力を身につけることが大切です。

検索力の有無によるちがい

ここでいう検索力とは、たとえば検索時のキーワードの選び方や検索サービスごとの特殊な文字の使い方、検索結果の中から必要な情報を拾い上げるスキルのこと。

検索力があるとないとでは、目的の情報にたどり着くまでの時間が大きく異なる場合があります

たとえば、検索語句が曖昧だったせいで目的の情報が出なかったり、あまり正確性の高くない情報源にたどり着いてしまったり

磯子区の子育てについて検索した場合(上)と支援拠点にまで言及した場合(下)。検索語句は大きく変わるわけではないが、検索結果が大きく異なっている。

結果、不正確な情報で満足してしまい、あとでトラブルに発展してしまうことも。

その他、検索力をどれだけ発揮できるかは、その分野の知識の量によっても変わってきます

これから調べようという分野に対して、なるべく理解をしておくこと。それは検索力をよりよく発揮するためにも有効なことです。

検索語句の扱い

例えば検索語句。

検索する時には、より具体的な言葉を検索に使う。必要に応じて引用符などの記号を活用するといった工夫が必要になります。

例えば、多くの検索サービスにおいて、引用符(“”)で囲った言葉は、ほかの検索語句より重要視されます

例えば空白や助詞、接続詞などを含む単語や用語を検索するときには、単語を引用符で括るということが重要になる場合があります。

引用符ありとなし

その他にも、パソコンのエラーメッセージなど多くの人が見かけるような文章であれば、そのままの文言を検索してみる

特定のキーワードを検索から除外するマイナス(-)記号などを使う

さまざまな検索サービスの機能を使うことによって、望む検索結果により早くたどり着けるようになるでしょう。

検索したいものをよりよく知る

検索したいものをよりよく知るということも重要です。

たとえば俗称や略称があるものは、その正式名称。他の語に似ている言葉であれば、近い分野で使われる別の単語などを付け加えるなどといった工夫をする。

いくら検索力があっても、その分野に対する知識がないと、望ましい結果を得ることができない場合もある

検索したいことの周辺知識を身につけておき、単語選びや検索のしかたに活かす。

それにより検索の精度を上げることができます。

その情報がいつどこから発信されているかに気を配る

望ましい情報が見つかったとして、その情報の発信日にも気を付けるようにしましょう。

発信日が古い情報は、その時点では正しくても現時点では間違った情報になってしまっている場合があります

例えば、医療やコンピューターに関すること。

これらのように情報の変遷が激しい分野の情報は、一年前の情報が通用しない場合があります。

検索結果で出てきたWebサイトのどこかにある作成日や更新日などの情報を見る。多くの検索サービス機能にある検索ページの日時指定機能などを使って、より鮮度の高い情報が見つかるように工夫をしましょう。

確定申告のホームページ・作成コーナー・医療費控除|parallel-surface 灰色で記事作成日時と更新日時が記載されている。
高見知英のかいはつにっし(β) 大きく記事の作成日時が記載されている。
久しぶりにGoogle Apps Scriptを使って感じた他のJavaScript開発との違い ページ右に公開日が表示されている。

とくに利用者の多い情報には気をつける

医療や保育など特に利用者の多い情報には、注意が必要です

専門的な知識がないまま作成された正確でない情報や、記事内では明言はされていないものの、実は特定の地域に依存している情報。

利用者の多い情報は、その分正確でない情報も多くなります

その情報源の信頼性を確認するなどといった工夫を行うと良いでしょう。

直接のつながりも活用する

また場合によっては、現実の――オフラインでのつながりを活用することも一つの手です。

もしその分野に詳しい知人がいたら、その人に確認をしてみる。アドバイスを求める。

それによって検索したい内容の方向性を正していくのも有効でしょう。

AIツールの台頭

また最近では、ChatGPTなどのような、日本語で質問を書き込むことによってさまざまな内容を返してくれるAIツールも出てきました。

現在Bingが実験しているような、検索支援を行うAIもあります。これらのツールを使うことによって、より効率よく目的の情報にたどり着くことができます。

検索のきっかけにAIを使う

たとえばあまり知らない分野についての大まかな情報を得たり、AIが出力した情報の証拠を探すかたちで検索をしたり。

現時点でのAIは、正確だとは言いきれないものの、ある程度目的の分野に近い文章を出力します。

その内容を元に自分が本当に知りたかった情報を明確にしていく。自分が知りたい情報にたどり着く手がかりを得るのに使う。

そんなAIの使い方もあります。

AIの限界を理解する

とはいえ、現時点でのAIには限界もあります。誤情報を出力してしまったり、正確でない表現をしてしまう場合もあります。

AIにできること、できないこと、できるけどうまくできないことを把握し、検索に活かしていく

そういった工夫が必要になってきます。

インターネットの海から情報を見つけ出す

インターネットには非常に様々な情報があります。検索がうまくできないからといって、使わないのはとても勿体ない。

だからこそ、しっかりとした検索力を得て、よりインターネットの情報を活用する技術を身につけましょう。

多くの人がインターネットやデジタルツールを効率よく使うお手伝い

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.は、より多くの人がインターネットやデジタルツールを効率よく使うためのお手伝いをして行きたいと思っています。

デジタルツールとほどよく関わる。デジタルツールで今までつながれなかった人とつながる

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