わたしたちとシビックテック

NPOにおけるノーコード活用 アイキャッチ

みなさまは、シビックテックという言葉をご存知でしょうか。

シビックテックとは、Civic(市民)とTech(テクノロジー)を組み合わせた造語で、行政サービスの問題や社会課題を解決することを目的とした取り組みのことを指します。

直近では、新型コロナウイルス感染症対策サイトが話題にもなりました。このようなテクノロジーを使った取り組みを、市民主導で行う。これをシビックテックと呼んでいます。

各地にある拠点

このようなシビックテックに関する活動を主に行う団体も、多数存在します。Code for Japanや、そのブリゲイドなどの団体です。

これら団体については、SBCast.のほか、SBC.オープンマイクでも何回か特集してきました。

その他にも、様々な地域活動・社会課題の解決に、自らがもつITツールの知識を活用する団体は少なくありません。これらの団体もシビックテックを活用する団体と言えるかもしれません。

テクノロジー知識がなくてもできること

これらコミュニティには、プログラマーやIT関連職従事者など、テクノロジーの知識が豊富な人たちだけがいるわけではありません。

テクノロジー知識はとくにないけれど、社会的課題を目の当たりにしていらっしゃる方、なんらかの社会的課題に取り組んでいる方々、いろいろな方がいらっしゃいます。

シビックテックコミュニティーにおける、IT技術者以外の人の必要性

むしろ、シビックテックコミュニティーにこそ、テクノロジー知識がない人の視点が必要です。

テクノロジー知識を持つ人からは、どうしても見えている社会が変わってしまいます。

TwitterやFacebook、YouTubeなどのWebサービスは、利用者の趣味嗜好により、表示される内容が大きく変わるサービスです。

そのため、テクノロジー知識を持ち、その分野で活動する人々と、それ以外の人々に見える情報は、大きく異なるものになりがちです。

だからこそ、テクノロジー分野で活動する人々には、見えない社会課題・地域課題が出てきてしまう。

それを補完する意味でも、このようなシビックテックコミュニティーには、テクノロジー分野で活動していない人の声が、必要なのです。

シビックテックコミュニティーに関わる

シビックテックコミュニティーは、数多くあります。Code for Japanのブリゲイドであれば、それこそ日本全国に存在します。

実際に活動拠点に顔を出すのも、Facebookなどでそれらコミュニティの人に話しかけてみるのも良いでしょう。

重要なのは、なにかしたいと思う気持ち、何かを解決したいという気持ち。

みなさんも、シビックテックコミュニティーに参加してみませんか?