さらなる越境を

象の鼻パークITイメージ

最近、オンラインイベントの手法が普及し、様々なイベントがオンライン上で開催されるようになりました。

YouTubeなどでライブ配信される動画を見ながら、ライブコメントで会話に参加できるイベントの他、直接Zoomなどのオンライン通話に参加するもの、バーチャル空間に入って楽しむもの、様々なオンラインイベントが開催されています。

オンラインでのコミュニティイベントを主眼に入れた、手法を学ぶワークショップなども、開催されるようになりました。

「越境」というキーワード

その中で時折、「越境」というキーワードを聞くことがあります。

自分の関わるもの・得意分野のコミュニティから離れ、別のコミュニティの様子を知ること。自分たちと異なる価値観の元に生活をしてきた人と話をするもの。

幸いオンラインでのイベントが主となっている昨今は、越境もいつもより簡単です。

知らない団体の情報をインターネットで見つけて、参加すれば良い。移動時間がない分かかる時間や費用も、最低限となります。

自分と異なる価値観を持つ人と話し、その価値観を知ることは、とてもよい刺激になり得ます。

ほんとうに「越境」できているのか?

しかしそんなときに気にしておきたいのは、「それは本当に越境になっているのか」ということ。

例えば衣類に関わるコミュニティに関わっていた人が、住まいのコミュニティに関わる。裁縫のコミュニティに関わっていた人が、料理のコミュニティに関わる。

それはたしかに、まったく越境になっていないとは言えませんが、まだまだ距離が近すぎるように思います。

自分が子育て・料理・裁縫などの地域コミュニティに関わっているのであればIT技術者のコミュニティを覗いてみる。IT技術者であれば、それ以外の地域コミュニティと関わってみる。どうせならもっともっと異色の、今までとは価値観も文化も全く異なる人たちのコミュニティに関わってみる。

「世の中にはこういう人たちがいるんだ」「世の中にはこんな考え方があるんだ」ということを体感して欲しい。ほぼすべてのイベントがオンラインになっている今だからこそ、そのような越境もしてほしいと思います。

どのように情報を得るか

それでは、自分の認識の外にあるコミュニティに参加するには、どうすればいいのでしょう。

たとえば、Peatixで告知されているイベント。TECH PLAYで紹介されているイベント。それぞれ開催場所を「オンライン」として検索すれば、非常に多くのイベントが表示されます。その中から、少しでも「聞いたことがある」とか「見たことがある」ものについて取り上げるイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

SBCast.もヒントの一つに

あるいは、SBCast.もその手がかりの一つとして使えるかもしれません。

SBCast. | まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.

SBCast. | まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.

SBCast.では、様々なステージで活動する地域コミュニティの方々の他、2ヶ月に1回ほどは、IT関係のコミュニティの方にも、ゲストとして参加していただいていますので、未知の分野を知るいいきっかけになるのではないでしょうか。

とくに最近では、これらの団体がオンラインで何らの情報を発信・イベントを開催しています。このような糸口からオンラインイベントの情報を得るというのも一つの手であると思います。

あるいはSBCast.以外にも、毎週放送されているPeapod生配信なども、情報を得るヒントになるでしょう。

Peatix(ピーティックス) | Peatix

Peatix(ピーティックス) の公式アカウントです。 イベント主催者様向けセミナーやシーズナルイベントなどを企画。主催者向けのイベントを主にこのグループでは発信していきます。

情報は溢れている

情報は溢れており、誰もが手にできる状態となっています。

一人で探し出すのは大変ですが、このような情報を見つけ出すためのヒントは、わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の活動含め、インターネット上にたくさん存在しています。

まだまだイベントの開催などできないこと・制限が発生することは少なくない昨今。今だからこそ逆に得やすい情報はたくさんあります。

みなさんも是非、このような情報を活用し、さらなる越境を試みてみてはいかがでしょうか。