パソコン・スマートフォン・さまざまなインターネットサービス。わたしたちは非常に様々なデジタルデータに囲まれています。
これらデジタルなデータとの付き合い方について、考えたことはあるでしょうか?
データをなくさないようにする方法、データが予想外の場所に漏れないようにする方法、データを他人と安全に共有する方法。
これらデジタル機器のデータの扱い方について情報共有する機会は意外と多くないのではないでしょうか?
自らが持つデータを知る
誰かと撮影した写真、活動を記録した動画、誰かとのイベントの予定。パソコンやスマートフォンには非常に様々なデータが保存されます。
まずは自分が持っているデータにはどのようなものがあるのか、しっかり把握してみることから始めるのはいかがでしょうか?
その上で、パソコンやスマートフォン上で、それらのデータがどのように保存されているのか、どのように扱われているのかを、把握する。
デジタルデータとの付き合い方を考えるまえに、データの種類や保存場所を把握しておくことは何より重要です。
その上で、写真はこれに保管するとか、動画はこれに保管するとか。
データの種類ごとに、そのデータがどれだけ重要なのか?どのようにして保存して行くのかというのを考えていく。
定期的にデータの種類やその扱い方を見直していくことが重要です。
データをバックアップする
データの種類と、その重要性が判断できたら、バックアップを行うことも考えておきましょう。
バックアップとは、データの破損や消失に備えて、あらかじめコピーを作っておくこと。
デジタルデータは基本的に、コピーするときにデータが劣化してしまうことはありません。
ファイルを複数の箇所に同時に保存することで、データがなくなってしまったり、壊れてしまったときの被害を最小限に抑えることができます。
クラウドを活用する
ここ最近では、さまざまなデータを保存してくれるインターネットサービス、OneDriveやGoogle Driveなどといったいわゆるクラウドストレージという仕組みも増えています。
ストレージとは保管庫のこと。
これらのクラウドストレージサービスは、インターネット上に自身のデータを保存することができるというサービスです。
パソコンの特定のフォルダと同期して、フォルダに保存したファイルを自動的にインターネット上に保存するというような機能を持っているものも増えてきました。
これらサービスなどを用いて、自然とデータがバックアップされる仕組みを考えておくことも重要です。
データはひとつのところに保管しない
私高見が常に注意していることとしては、基本的に一つのところに存在しないというデータは作らないようにするということです。
例えばスマートフォンで撮影した写真は、スマートフォンだけでなく、パソコンやクラウドストレージにも保存する。業務で使うデータも、パソコン上だけでなく、インターネットのサービス上にも常に保管しておく。
常に、「パソコンにしかない」「スマートフォンにしかない」というデータを作らない。
常にそのようにすることで、機器に何か問題が起こったときもデータを心配する必要がなくなります。
サービスの変化に備える
クラウドストレージサービスなどインターネットのサービスを使う場合は、サービスの変化にも備える必要があります。
料金体系の変化、サービス提供形態の変化、あるいはサービスの終了。
インターネットサービスの変遷はすさまじく、わずか数年の間に、大きく状況が変化します。
だからこそ、常にそれらのニュースをつぶさに確認する。
例えば、昔からインターネット上に様々な情報を発信しているウェブメディア、窓の杜では、最近様々なインターネットサービスの変遷を、記事にしています。
このようなウェブメディアから、サービスの変遷を確認する。そのような方法で間接的に、インターネットサービスの変化に備えるという方法も、良いかもしれません。
「無制限」という言葉の危うさ
また、インターネットサービスの中には。何らかの制限のもと、容量無制限、送信量無制限などといった、宣伝文句が掲げられることがあります。
しかしながら。これらの無制限のサービスが長く続いたことは残念ながらなく。いつしかサービスが削られてしまったり、サービスが終了になってしまうこともありました。
ほかのサービスよりサービスの変化が起こる可能性が非常に高いという意味でも、これら無制限という言葉は過信しない方が良いかと思います。
常に機器を初期化しても困らないように
理想は先にも書いたとおり、「パソコンにしかない」「スマートフォンにしかない」というデータを作らないこと。それにより、それらの機器を常に初期化しても困らない状態にすること。
パソコンやスマートフォンのデータは、故障や紛失、修理など、さまざまな要因により、常に消失する可能性があります。
そのような事態に陥ったときに、データのことを気にしなくても済むように。気兼ねなく機器を修理に出し、代用環境でも滞りなく作業を進められるように。
常にバックアップに気を配り、複数の箇所からデータに触れられる環境の構築が必要だと、私高見は考えます。
皆さんも一度、ご自身が持っているデータや、そのデータの扱いについて、考えてみてはいかがでしょうか?
デジタルリテラシー向上のための取り組み、ともに考えてみませんか?
まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.では、このような、デジタルリテラシー向上のための取り組みを常に考えています。
どうやったらより効率的なデジタル機器の使いかたができるのか、どうやったらそれを日常生活に活かせるのか。
インターネット、パソコン、スマートフォンと、ほどよい距離感を持ち、ほどよい関係性を築く。
そのための取り組みを、皆さんも一緒に考えてみませんか?
まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.では、活動に興味のある方を常に募集しています。
活動に役立てられる知識技能を持っているかどうかは関係ありません。まずは気持ちがあれば。まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.に関わっていただけると幸いです。