あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。年頭にあたり、これからのSBC.に関して投稿させていただきます。
NPOにおける目指す組織のカタチ
株式会社などと違い、NPO法人はもともと非営利事業を遂行することを目的に設立されます。社員(特定非営利活動促進法では正会員を社員と呼ぶ)は総会での議決権を1票持ち、出資金額や会費の口数などは関係ありません。
役員に当たる存在は理事ですが、社員はこれらの選出にNOを突きつけることも可能です。NPOの活動を決める、総会も社員は議決権を持ち、物申すことが出来ます。
株式会社のようにトップダウンで決定するようなことに、社員は平等に関わることができるのです。
そしてこの社員になることを、人事部長の好き嫌いや、社風に合う合わない、社長が気に入らない、と言った理由で拒むことも出来ません。このNPOの目的に賛同して、一緒に活動してくれる人であれば、誰でも社員になれるのです。
理事長の権限は活動方針(あくまでも方針)を決めたり理事会を開いたり出来るなど、もちろん多少はありますが、通常の株式会社に比べるとかなりフラットに近いと思います。
これってDAOに近くないですか?
SBC.は近年「Diversity(多様性)」をキーワードに掲げていますが、さらにDAOに向けてのアクションも起こしていきたいと思っています。
具体的には事業をプロジェクト単位に分けて、見える化し、アクティビティと、そこにコミットする人材と予算を振り分けていきます。
最終的には、SBC.トークンを持つ者(当初は社員)全ての人が、プロジェクトの提案と実行の是非、予算付けを出来るよう仕組み化したいと思っています。
web3を実装することよりも、
web3的な考え方をまずは実装する
ブロックチェーンにのせる、のせないは最終的には重要かも知れませんが、web3の使い勝手は、web2のユーザビリティと比べるとまだまだ未成熟です。
まず、組織にDAO的な「仕組み」を導入し、web3的な「考え方に基づいて行動」することが重要で、NPOにはその素地があると考えています。
SBC.が魅力的なコミュニティであり続けるために、分かりやすいNFTや、ユーティリティトークン(コミュニティにおいて実用性の高いトークン)といったweb3の要素を取り入れていくのです。
「SIDE BEACH CITY.」という言葉が生まれてから、20年以上が経過し、NPO法人化して6年というヒストリーがあります。その間に生み出され、醸成された独自性がSBC.にはあります。
そしてその源泉は「多様性」です。
いろいろな人とモノや、テクノロジー混ざり合うことによって常に「新しい何か」がSBC.から生まれてくると信じています。